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絵本・児童書の作り方: 子ども向けイラストブック制作ガイド

子ども向けの絵本や児童書を作る方法を解説。ストーリー作り、イラスト、ページ構成、出版方法まで初心者にもわかりやすく紹介。

絵本や児童書は、子どもたちに物語の楽しさを伝える特別なメディアです。大人向けの漫画とは異なるアプローチが必要な、子ども向け作品の作り方を解説します。

絵本の基本

絵本とは

特徴

  • 絵が主役、テキストは補助
  • 見開きで1シーン
  • 32ページが標準(表紙含む)
  • 対象年齢で内容が大きく変わる

対象年齢による違い

0-2歳(赤ちゃん絵本)

  • ほぼ絵だけ
  • シンプルな形と色
  • 繰り返しのリズム
  • 触って楽しむ要素も

3-5歳(幼児向け)

  • 短いストーリー
  • わかりやすい展開
  • 感情表現が豊か
  • 繰り返しが効果的

6-8歳(児童向け)

  • より複雑なストーリー
  • テキストが増える
  • 教訓や学びの要素
  • 自分で読み始める年齢

ストーリー作り

子ども向けストーリーの特徴

シンプルに

  • 一つの明確なテーマ
  • 複雑すぎないプロット
  • 分かりやすい解決

子どもの視点

  • 子どもが共感できる主人公
  • 子どもの日常に近い設定
  • 子どもの感情を反映

繰り返しの活用

  • リズムを生む
  • 予測の楽しさ
  • 参加を促す

人気のテーマ

  • 友情と仲間
  • 家族の愛
  • 冒険と発見
  • 恐怖の克服
  • 自己肯定感
  • 自然と動物

避けるべきこと

  • 暴力的な描写
  • 過度に怖い内容
  • 説教臭くなりすぎる
  • 大人向けのユーモア
  • 複雑すぎる教訓

イラストスタイル

子ども向けの絵

特徴

  • 明るく鮮やかな色
  • シンプルで分かりやすい形
  • 表情が豊か
  • 温かみのあるタッチ

避けること

  • 暗い色調
  • 怖い表情
  • 複雑すぎるディテール
  • リアルすぎる描写

キャラクターデザイン

子どもに愛されるキャラ

  • 丸みのあるフォルム
  • 大きな目
  • 感情が読み取りやすい
  • 親しみやすさ

動物キャラの人気

  • 人間らしい感情
  • かわいらしい造形
  • 擬人化のバランス

ページ構成

標準的な構成(32ページ)

  • 表紙、裏表紙:4ページ分
  • 見返し:4ページ分
  • 本文:24ページ(12見開き)
  • タイトルページ、奥付:2ページ分

見開きの活用

一見開き一場面

  • 場面転換のリズム
  • ページめくりの期待感
  • 時間の経過を表現

左右の役割

  • 左ページ:導入、問いかけ
  • 右ページ:展開、答え

テキストの配置

読みやすさ優先

  • 絵を邪魔しない位置
  • 読み聞かせしやすいサイズ
  • ひらがな中心(対象年齢による)

制作工程

1. コンセプト

  • 対象年齢を決める
  • テーマを明確に
  • キャラクターのアイデア

2. ストーリーボード

  • 全ページの流れ
  • テキストの配分
  • クライマックスの位置

3. ダミー(見本)

  • 実際のサイズで試作
  • ページめくりの確認
  • 読み聞かせテスト

4. 本制作

  • イラスト制作
  • テキスト入れ
  • レイアウト調整

5. 校正・テスト

  • 誤字脱字チェック
  • 子どもの反応を見る
  • 保護者の意見を聞く

出版方法

自費出版

印刷オプション

  • オンデマンド印刷
  • オフセット印刷(大部数)
  • 製本方法の選択

販売チャネル

  • Amazon、楽天ブックス
  • BOOTH、minneなど
  • 書店への直接営業

電子書籍

プラットフォーム

  • Kindle(Amazon)
  • Apple Books
  • Kobo

メリット

  • 在庫リスクなし
  • 世界中で販売
  • 低コストで始められる

出版社への持ち込み

準備するもの

  • 完成原稿またはダミー
  • 自己PR
  • 作品コンセプト

出版社リサーチ

  • 子ども向け出版社を調べる
  • 投稿ガイドラインを確認
  • コンテストに応募も

読み聞かせを意識

読み聞かせ向けのポイント

声に出しやすいテキスト

  • リズムのある文章
  • 繰り返しのフレーズ
  • 声色を変えやすいセリフ

インタラクション

  • 子どもに問いかける要素
  • 一緒に動作する場面
  • 指差しできる絵

時間の目安

  • 5-10分で読み終わる
  • 子どもの集中力に合わせる

Multicで絵本を

Multicを使えば、インタラクティブな絵本体験を作ることもできます:

  • 選択で変わるストーリー:子どもが選ぶ冒険
  • AIアシスト:イラストのアイデア出し
  • デジタル配信:スマホやタブレットで楽しめる

紙の絵本にプラスして、デジタルならではの体験も探ってみてください。

子どもたちの心に残る絵本を、あなたの手で創りましょう。


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